事業計画
令和4年度 松江市医師会 事業計画
1 基本的な目標
(1)医療倫理の高揚
(2)医療安全対策の推進
(3)地域医療・病診連携・保健福祉の推進
(4)圏域救急医療体制の維持、協力
(5)会員の福祉充実と融和協調
2 取組みの考え方
- 新型コロナウイルス感染症対策については、医師会としての責任を果たせるよう、行政や関係機関と緊密に連携しながら、積極的に取組みを進めていく。
- 医師会の本来事業である在宅医療、介護保険、住民健診、予防接種、学校保健、産業医、休日救急などについては、部会、委員会を中心に着実に取組みを進める。
- 近年、力を入れている糖尿病対策、がん検診、膵がんプロジェクト、自殺予防などの取組みは、引き続き、重点的に取組みを推進する。
- また、今年度は、市民に医師会の活動を広く知ってもらうため、市民向けの公開講座等を開催する。
- さらに、医会活動への支援や医師会のIT化推進、看護学校の充実、関係団体との連携促進などの取組みも強化する。
【今年度強化する取組み(ポイント)】
(1)市民に向けた情報発信を強化
(2)各医会の活動を支援
(3)医師会のIT化を推進
- 看護学校の充実に向け、教育の質の向上、組織の強化、学生募集の強化
(5)行政や県医師会、病院など、関係団体との連携を強化
3 主な取組み
- 部会・委員会活動の充実
医師会の基本的な取組みである在宅医療、介護保険、住民健診、予防接種、学校保健、産業
医、タバコ(禁煙)対策、がん検診などの取組みを、部会・委員会・班を中心に、行政や関係団体と緊密に連携しながら、着実に進める。
近年、力を入れている糖尿病対策、膵がん対策(プロジェクト)、自死対策などについては、引き続き重点的な取組みを推進する。
また、新たに、計画的な財政運営、建物の改修、事業推進をするための財務委員会、医師会活動のIT化を促進するためのIT委員会(仮称)を設置する。
- 広報、情報発信の強化
より多くの市民に医師会活動を知ってもらうため、また、医療に対する関心を高めてもらう
ための市民向け公開講座を開催する。
また、医師会活動の情報発信や会員への情報提供を円滑にするため、医師会ホームページの充実を図る。
- 医会活動への支援
各医院の専門性、スキル等の向上を図るため、診療分野別に設立されている医会が行う研修
会や勉強会などの活動を支援する。
- IT化の推進
医師会内のより円滑かつ迅速な情報伝達を図るため、また、連絡文書等のメール、電子媒体等での連絡を促進するため、医師会事務局のIT環境の整備を図るとともに、各病医院の環境整備を支援する。
会員向け情報のホームページへの掲載(会員限定)を推進する。
さらに、医師会が主催する会議、研修等のWEB開催を推進する。
- 新型コロナウイルス感染症への対応
新型コロナウイルス感染症に迅速かつ的確に対応するため、松江市や関係団体等と緊密に
連携、協力し、下記の取組みを行う。
ア 松江地域検査センターの運営
松江市からの委託を受け、新型コロナウイルスの感染が疑われる患者の検査を抗原定量検査により実施する。
イ コロナワクチン接種の実施、協力
コロナワクチンの接種を各病医院において個別接種するともに、大規模会場で行う集団接種への医師派遣に協力する。
また、松江市でのコロナワクチン接種の実施方法等を検討するワーキング会議を松江市とともに開催し、円滑かつ迅速な接種を推進する。
ウ 自宅療養者への支援、治療の推進
松江保健所や訪問看護ステーション、薬局と連携し、コロナに感染した自宅療養者への支援、治療、処方等を行う。
また、今年度から保健所に導入されたMyHER-SYSを利用する自宅療養者、濃厚接触者への処方等にも対応する。
(6)休日救急診療室の運営
松江記念病院内に設置した休日救急診療室で、日曜日、祝日に発生した救急患者を診察する。
(7)松江地域検査センターの運営
上記(2)アのとおり
(8)看護学校の運営
松江医師会立松江看護高等専修学校及び島根県立松江高等看護学院を運営し、県内の医療を支える医療従事者の確保に向け、幅広い層に看護職に就くための学習の場を提供し、意欲ある准看護師、看護師を養成する。
また、看護学校の充実を図るため、教育の質の向上、学習環境の整備、組織の強化、教員・学生への支援、学生確保に向けた取組みなどを強化する。
(9)関係団体との連携強化
県医師会、松江市、病院、看護協会、訪問看護ステーション協会、ケアマネ協会など、関係団体との連携強化に向け、意見交換会の開催などを行う。
(10)会員の福祉対策
会員の親睦や慶弔対応、会員、家族、従事者等の健康診断、健診への助成(ヘリカルCT)などを行う。